ぼくたちは、誰のために咲くのか?

アイドルを語る。写真を載せる。人生を見つめる。有澤哲治による言葉の結晶が、今、ここに。

録画ボタンを押してお風呂に入ったら、AKB48グループを応援したくなった

要約

映画やドラマはDVDでいつでも観ることができる。嫌いな場面は早送りできるし、好きな場面は繰り返し見られる(反復可能性)。しかし、今、こうしてアイドルに熱中している時間は巻き戻せない(一回性)。

アイドルを応援すると、いいことも悪いこともある。けれども、それはかけがえのない時間である。目を逸らさずに、今を大切にして、アイドルを応援していこう。

 「ゴールデンスランバー」の魔法

昨日(15日)の夜、BS日テレで映画「ゴールデンスランバー」が放映されていた。

これまで一度も観たことがなかったが、「せっかくだから…」と観始めた。

率直な感想。実に面白い。

映画をほとんど見たことがなく、かつ伊坂幸太郎さんの作品を読んだこともない。

しかし、次々に起こる出来事に、僕の心はどんどん吸い込まれていった。

生活リズムとの葛藤

しかし、テレビの前に居座って見続けるわけにはいかない。

なぜなら僕には、僕なりの「生活リズム」があるからだ。

夕飯を食べたあとは、皿洗い、テーブル拭き、お風呂など、流れが決まっている。

それに、寝る時間だってそうである。日付が変わる前には寝ている、絶対。

高校時代、定期試験の時期になると、「徹夜で勉強した」とか「何にも勉強していない」とか、自らの生活リズムをさらけ出す発言が多くなる。

それらが本当か嘘かは分からないけど、僕は、日付が変わる前に寝ていた。

兎にも角にも、生活リズムにうるさい僕は、録画ボタンを押してお風呂に入った。

AKB48「Only today」が頭の中に流れてきた

湯船に体を投げ入れたら、水しぶきの音が小さな風呂場に響き渡った。

そしたらなぜか、AKB48「Only today」を歌いたくなってきた。

「捲き戻せない 時間の背中に 寄せては返す 波が切ない~♪」

これを風呂場で歌うのは、もう何回目だろう。そんなことを思った。

けど、この時に限っては、ちょっと真面目なことも考えてみた。

アイドルを応援している「今」は巻き戻せない

お風呂から出たら、録画した「ゴールデンスランバー」が見られる。

けど、こうしてアイドルに熱中している僕の時間は、巻き戻せない。

たしかに、ライヴ映像はDVDで何度も見られるし、メンバーのブログやGoogle+だって何回も読み返せる。

しかし、それを初めて見たときに覚える感動や興奮は、二度と味わえない。

メンバーの知名度が上がる。メンバーが不祥事を起こす。異動もする。

喜怒哀楽の感情が落ち着かないのが、ファンなのだ。

とは言え、その感情の揺れ動きは、とても贅沢なことなのではないか。

これから先に知る人たちは、歴史の教科書を読み返すような感覚。

だけど、僕たちはまさに歴史の只中にいる。これって、幸せなことだ。

 

だから僕は、これからも自分なりの方法で(それが何かは分からないけど)、アイドルを応援していこうと思った。